介護予防に情熱を注ぐ健康運動指導士&管理栄養士のFトモです(・ω・)
今年度は暖冬とはいえ、この数日は結構寒いですね((((; ゚Д゚)))
昨日から大寒だし、明日は関東で雪が降るとのこと(・ω・)
厳しい寒さが続きますので、せめて身体は温かくしたいもの(・ω・)
身体を温める食材はいろいろあります。
大雑把にいうと、肉や魚などのたんぱく質や色の濃い食物、寒い地域で採れる食物、秋〜冬が旬の食物などです。
何か自然ってよく出来ているよね(・∀・)
そんな身体を温める食材の中の一つとして、今回は『葛』について述べてみようと思います(`・ω・´)
■葛とはどんな植物?
葛は正式名称は「かんねんかずら」
マメ科のつる性の多年草です。
繁殖力が非常に高く、荒れた土地でもどんどん繁殖するそうです。
根茎により増殖するので、地上に出たつるを刈り取ってもすぐに再生し、しかも成長が早いとのこと。
これって、生命力が高い証拠ですね(・∀・)
■葛粉ができるまで
葛粉は葛の根を細かく砕き、純白になるまで寒水で攪拌と沈殿を何度も何度も繰り返し、底にたまった白い塊を2か月ほど乾燥させて作られます。
非常に手間のかかる作業です。
こうしてできた葛粉、『でんぷん』です。
水に溶いて、よく混ぜて熱を加えると、あの独特なもっちりした食感になっていきます。
■でんぷんだけど・・・
葛の根を精製し、葛粉が出来上がりますが、でんぷんなので、コーンスターチや片栗粉(ジャガイモのでんぷん)と同じに思われます。
確かに、『でんぷん』である・・・という面では一緒ですが、大元が違うので、中身も違っています。
■栄養成分と嬉しい効果
『フラボノイド類』や『サポニン類』が豊富であり、抗酸化作用やアンチエイジング、免疫力アップなどの健康維持・増進が期待できます。
また、身体を温めたり、胃腸を整える、整腸作用が強い、動脈硬化を防ぐなどの効果も期待されています。
でんぷんなので、消化も良く、効率よくエネルギーになります。
食欲不振時や風邪の時はもちろん、咀嚼・嚥下機能が低下している方にも効率よく栄養補給がしやすい食材と言えますね(・∀・)
■出回っている葛粉
実は今日【葛】について書いた理由は、帰り際にたまたま買ったから・・・というところからですが、
前述のとおり、葛粉に精製するにはものすごく時間と手間がかかりますので、近年では”類似品”が多く出回っています。
機械などで短時間で効率よく作られたものや、他のでんぷんを一緒に混ぜたものなど(・ω・)
こういったものは、葛100%ではないので、本葛と区別されています。
個人的には・・・管理栄養士ではありますが、「産地」と「遺伝子組み換えかそうでないか」以外には今の所そこまでこだわりもなく、強い本物志向があるわけではないですが、一度は『本葛』と『そうでないもの』の違いを確かめてみたいな(・∀・)と、思っているところではあります(・ω・)
■まとめ
葛粉は普段の料理にも十分応用・活用できるもの(・∀・)
単にもっちり食感を楽しむのも良いですが、身体に嬉しい成分・効果も楽しんでいきましょうね(・∀・)
そして、近々葛を使った料理を作ってみようと思いますw
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