介護予防の為、高齢者・低体力・初心者の方の為の活動をしている松戸市の健康運動指導士&管理栄養士のFトモ(藤田朋子)です(・∀・)
まず、先日アップした抹茶クリームチーズもちの栄養価計算が終わったので、載せておきます。
抹茶クリームチーズもち→コチラをクリック
🎀栄養価🎀
※もち10個分
エネルギー 820kcal
たんぱく質 15.1g
脂質 38.9g
炭水化物 97.1g
ナトリウム 264mg
(食塩換算量 0.7g)
食物繊維 4.7g
こちらのレシピ、クックパッドにも昨日載せたところ、早速アクセス数が増加しました(・∀・)
作り方は簡単だし、甘味もそんなにないけれど、オススメレシピなので一人でも多くの方に試して頂きたいな(・∀・)
さて、せっかくなので、この抹茶についての記事を書きたいと思います。
■抹茶とは・・・
いろいろな資料を拝見し、一言で表すと以下のような感じになります。
抹茶とは、緑茶の仲間であり碾茶(てんちゃ)の葉脈、葉柄などを取り除いて石臼などで粉末にしたものです。
碾茶(てんちゃ)とは、茶畑に覆いを被せ、遮光条件の下で栽培した後、揉捻(じゅうねん)せずに蒸熱、乾燥したものです。
※揉捻・・・古来よりの手揉み法と大量生産の為の機械揉み法がある。目的は、液汁を絞り出し葉面に塗り付ける、葉の形を整える、熱で乾燥しながら芳香を出させる、など。
※蒸熱・・・摘み取った新芽または若葉を蒸気で加熱し、茶葉中にある酵素を失活させること。
遮光条件下で栽培することにより、呈味成分の一つであるテアニンなどのアミノ酸が増加し、カテキン類へ代謝されることが抑制され、渋味を感じず、独特の甘味や爽やかな苦味が感じるのであります。
※カテキン類が全くないというわけではありません。
■抹茶に含まれる栄養成分と効能
・テアニン
リラックス効果や睡眠改善、集中力・記憶力向上が期待できると言われています。
→高血圧の抑制や認知機能低下抑制にもつながるかも?
・カテキン
虫歯・口臭予防、脂肪燃焼促進、風邪・インフル予防など
・食物繊維
→腸内環境を整える
・ビタミンA
→抗酸化作用、粘膜を強くする
まだまだありますが、割愛しますw
栄養成分と効能だけを見ると、健康・美容に良い成分が含まれています。
ただ、カフェインも含まれていますので、快適な睡眠を助けると同時に眠気覚まし効果もあり、飲みすぎたり飲むタイミングを間違えるとかえって眠れにくくなってしまったり、カフェインは鉄の吸収を阻害するので貧血になりやすくなります。
■特徴
抹茶は他の茶と違って、茶葉(といっていいのかわかりませんが)をそのまま摂取できるので、旨味や栄養成分をまるごと摂取できます。
なので、近年では健康飲料として、また独特の風味を活かしたスイーツやドリンクも出て、大変人気があるようです。
※アイスクリームの人気味のベスト3に入るそうな(・ω・)
栄養価は基本的に非常に優れていて、抹茶は茶葉の粉末をそのまま飲むという点では見た目では効率よく栄養素が摂取できるように思えます。
■ちょっとした盲点
でも、抹茶の栄養価が高いのは粉末100g当たりで考えた場合で、実際食生活に置き換えるとそんなに多く摂取しないと思います。
一応、粉末抹茶100g当たりの栄養素(ビタミンAと食物繊維だけですが・・・)を見ていると、確かに含有量は高いです。
ビタミンA・・・2400μg
食物繊維・・・38.5g
でも、抹茶ってあくまで嗜好品だし、飲むにしてもお菓子作りなどで使用するにしても、そんなに多く摂取しないはず。
今回の抹茶クリームチーズもちにしても、もち1個分の抹茶使用量は1gにも満たないです(・ω・)
ちなみに、抹茶入りのドリンク(抹茶ラテやグリーンティー)、スイーツ(抹茶アイスや抹茶入りのチョコやクッキーなど)を、「健康に良さそう」と思って食べても、糖分過多になるリスクが高いです。
■まとめ
抹茶はまるごと栄養素を摂れ、しかも良い栄養素がたくさんありますが、あくまで粉末100gで見るとそう感じます。
ただ、摂取できる量を考えると、抹茶だけに期待を寄せない方が良いです。
中には、「抹茶の栄養素をまるごとギュッと閉じ込めたサプリメント」もあるそうですが、サプリに頼る前にまずは普段の食生活を見直しましょう(・∀・)
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